「自殺島」4巻

「自殺島」の4巻が早売りしていたのでゲット。

国の極秘政策でまとめて島送りにされた自殺未遂常習者達のサバイバルを描いたこの作品。イカダを作って島からの脱出をはかったグループのリーダー役リョウが巡視船に撃沈させられ、島に追い返されてしまうというショッキングなシーンが全巻のラストでした。島から出られないという現実を突きつけられた彼らは果たして―――。

いよいよそれぞれの立ち位置がハッキリしてきた物語ですが、今巻では主人公のセイの成長が著しかったですね。リーダーを務めていたリョウが絶望に捕らわれ無気力化してしまうのに加え、タガの外れたメンバーが無法化しはじめるという状況悪化のなか、逆に主人公がたくましさを発揮しはじめるところは作者である森恒二先生ならではの展開。出世作である「ホーリーランド」でもそうでしたが、基本ネガティブだった主人公が、試練を乗り越えることで自分自身の行動原理を見つけはじめるのは、読んでいて清清しい。
セイを暴力で脅して鹿肉を奪おうと山の中に入ってきた無法者グループに対し、「ここは僕らのフィールドだ」と愛犬イキルに語りかけつつ、反撃を決意するあたりも良かったですが、無気力化したリョウに語りかけるシーンでは、やたらに後ろ向きだった物語初期とはくらべものにならない成長の幅がうかがえます。次巻では別グループに存在する「人食いサワダ」が登場するようで、まだまだ波乱と共に盛りあがりそうです。

にしても、あいかわらず、この作品読むと腹減ってくるなぁ。レバー苦手なのに美味しそうで美味しそうで。

自殺島 4 (ジェッツコミックス)自殺島 4 (ジェッツコミックス)
(2010/11/29)
森 恒二

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